1993-06-07 第126回国会 参議院 予算委員会 第19号
○国務大臣(林義郎君) 先ほど申し上げておりますように、為替相場というのはファンダメンタルズを反映して動くというのが一番好ましい話でありまして、市場はいろんな形で動いておりますが、現在の市場は、いわば貿易の実物取引、輸出為替、輸入為替の取引の市場で動いておりますのは、その五十倍とか七十倍ぐらいの金が非常に為替市場の中では動いているわけでございまして、その中で、政府がいろいろな介入をしたりなんかするというのも
○国務大臣(林義郎君) 先ほど申し上げておりますように、為替相場というのはファンダメンタルズを反映して動くというのが一番好ましい話でありまして、市場はいろんな形で動いておりますが、現在の市場は、いわば貿易の実物取引、輸出為替、輸入為替の取引の市場で動いておりますのは、その五十倍とか七十倍ぐらいの金が非常に為替市場の中では動いているわけでございまして、その中で、政府がいろいろな介入をしたりなんかするというのも
ただ、為替市場というものは大変大きな市場でありまして、単に輸出為替とか、輸出為替というのはドルが入るわけでありますから、そのドルを日本では円にかえるというような話であるとか、輸入為替は逆の動きになりますが、そういったものの個々の動きでなくで、大きな市場で、市場が売った、買った、こういうふうな話でやっていまして、いわゆる経常取引なんかの三十倍も五十倍も大きな取引が行われている、そういった市場であります
もう一つは、いま日銀が踏み切りましたいわば輸入金融につきまして円シフトをねらっていくということで、今度は公定歩合、輸入為替につきましては公定歩合で貸しましょうということになりますと、従来為替銀行の方が輸入ユーザンスの資金を海外から仰いでおったその短期の債務残が恐らく百二十億ドル程度あるわけでございますから、それがもし日銀の円金融に移るといたしますれば、これはまた大きな問題になるわけでございます。
○田中国務大臣 輸入為替の自由化は進めなければならない。しかし、日本には中小、零細企業という、これに対応する施策を必要とする特殊な業種がございます。しかもこれは歴史的にも長いものであるし、日本固有のものであります。人口比率から見ると、千数百万人の人口を擁するものであります。また輸出に寄与しておる率から考えても、この中小企業の取り扱うものは膨大もないものでございます。
それからアラビアの問題でございますが、アラビア石油を持って参りますことも、これは一つの輸入でございまして、ただいま問題になっております点は、これを、まあ輸入は輸入だが、輸入為替——為替の輸入でいくか、あるいは無為替の輸入でいくかというふうな点が問題になっておるのでございますが、しかしながらこの問題を考えるにあたりましての根本的な問題は、実は、もっとほかの点にございまして、さっき申し上げましたように精製工場
ただ話が、いろいろややこしくなりますが、無為替で認めるか、輸入為替で認めるかという問題は、これは一つの形式論でございまして、輸入為替のワク内で認めましても、アラビア石油につきましては、これを受け取るものが山下さんの会社でございますから、実際上は、外貨が外国に流れて参るわけではございませんで、その点では、国家的に見れば輸入為替の場合と無為替の場合と同じであると、こういうふうな考え方になるわけでございます
次に、有沢広己氏ら学界・言論界など有力者六名からなるところの総合政策研究会から最近貿易・為替自由化への提案が各関係方面になされまして、大臣のところへもこれが参っておると思うのでございますが、一つの代表的な意見として、ここに述べられておりまするように、輸入為替の自由化の時期を三段階に分けて、四年後の三十八年度末には小麦や酪農製品などを除いて九五%まで輸入を自由化するということを目標にいたしておるのであります
○松尾(泰)政府委員 ちょっとただいまのお尋ねに対してお答えいたします前に、先ほどの問題について補足さしていただきますと、現在の貿易為替管理法におきましても、国内産業を保護するという趣旨は何らないわけでございますが、外貨の有効利用をはかるということになっておりまして、外貨の有効利用の手段として輸入為替を許可するということが認められておるわけであります。
これは所管が通商局でありますので、協定のこまかい内容は私ども詳細には存じませんが、そういう自動車生産国との通商協定の関係で、欧州車の輸入に対する希望がかなり強く、これに対しましてわが方の輸出の問題も関連いたしますので、若干の欧州車の輸入の輸入為替割当というものをいたすわけであります。
これは三十二年十月以降の輸入為替で見た輸入水準といわれるわけでありますが、来年度の輸入見込みは、政府の公式数字によりますというと、三十二億四千万ドルになっております。現在実際に決済されておる輸入為替の大きさから見ると、これは明らかに過大である。生産と輸入の正常な関係から見て、現在の水準よりも年率で六億ドル以上も増加しなければならない理由はないと言われております。
従いましてこれはすでにその当時重油の輸入為替等も決定済みのあとでありますので、今一時的にそういう現象も出ておりますけれども、しかし、長きにわたりましては、その基本方針を立て、その基本方針の上に沿って経営されるようにしたい、こう考えております。
現実に昨年の末以来輸入為替の許可もいたしまして、その結果現物が入りまする前に価格が下向いて参って、昨年の今ごろをピークといたしましてだんだんに市中相場は軟調になった、これがその実情であります。当時の見通しとしましては大体その輸入手配をいたしましたのが、役所の手続の段階で三月一ぱい、若干四月にずれるかと思いますが、大体その程度で手配いたしました。
そうしますと今後の輸入がことしの一月以降のような調子でいくというようなことはそう考えられませんし、年間を通じた大体の見通しということになりますと、通関ベースで三十八億ドルくらいの輸入、為替ベースで見て三十二億ドル程度の輸入というようなところで、これは実際においてある程度その辺でまかなえるのじゃないかというのが私どもの気持なんです。
なおまた向うの輸入承認制度は、御承知の通りに輸入為替の割当はグローバル方式をとっておりますけれども、実際は向うの中央銀行のモネタリー・ボードの手かげんでやっておるというようなことを聞いておりますが、かような険路をいかにして打開して、この賠償問題と並んで行わるべき日本の対フィリピン輸出貿易を盛んにしていかれるお考えであるか、これについての具体的の方策を承わりたいと思います。
一時は非常に落ちて、昨年ごろは週十五万ドルから二十万ドルまで落ちたのでありますが、最近はやや回復して、対日輸出為替、向うから言えば輸入為替ですが、競売が週百万ドルくらいになっております。今後日本がブラジルへの輸出を維持、さらに拡大しますためには、どうしても、多少割高であっても、ブラジルから物の買付を増進していくことが絶対に必要であると存じます。
輸入は、そこにございますように、三十一年度で二十一億九千万ドル、これを全体の実質的な輸入として考えますと、その資料の中に紙が一枚はさんでございますが、そこにございますように、三十年度の為替ベースの実質輸入は二十一億三千三百万ドル、これは輸入為替の支払額十九億ドルに、ユーザンスによる支払い繰り延べ増加額一億四千五百万ドルと、綿花借款等の支払額七千八百万ドルを加えたものでございます。
それを前提といたしまして、実は九月に出ました無為替輸入の方の問題は、その外資法の申請が前提となっておると申しますか、それのつなぎの間というふうな意味での輸入為替の申請でございます。従いまして先ほど申し上げました通り最終的結論を両者一緒にしまして出したい、こういうふうに考えておるわけであります。
ばどういうふうになるのでございましょうか、つまり今度の輸入、今度といいますか、今後アメリカのコカコーラの製造元と特約をする日本の会社というものが軍納品をやるようになるのでありますか、それは依然として従来通り何か機関があって、無為替輸入をやって軍には納める、それとは別に今ちょっとお話も出たかと思いますが、日本にいる外人向きのコカコーラを特約会社が輸入を許可してもらってやると、結局日本の国内で消費されておったコカコーラの分量が輸入為替
四月以降実施いたしました制度は、外貨の割当を正常化いたしますために、今申しましたように、輸入為替を取り組む人に対して外貨の割当をするのを原則とする。ただし、例を綿紡にとってみますと、紡績業者に対しては発注のワクを与えるわけであります。
実は、この問題については、今までの普通の輸入業者割当に誤解がございまして、非常に輸入業者の立場が強くなり、生産業者が原料を破るのに非常に不利な立場になるんだという見地から、反対が強いのが現状でございますが、実質的には需要家に対して発注のワクを与えまして、それが決定的な強さを持っているわけでございまして、外貨の割当そのものは、形式的に、その人から発注を受けた人が輸入為替を取り組む際にその人に対して外貨割当
結局それは輸入為替の割当が主として原料の加工設備を対象として今まで行われて参りましたために、勢いその企業体におきましては設備拡張競争を誘発をして参りまして、これが結局二重投資、過剰投資で資本を食いつぶしました。こういう弊害を起したのであります。